最近では歯周病の影響が口腔内の状態にとどまらず、全身に及ぶことが次々と明らかになってきています。
歯周ポケット内に生息する細菌や、細菌の出す内毒素、酵素、また炎症が起きて出される生理活性物質が血管やリンパ管を通り、全身の循環系に作用し、動脈硬化や心臓疾患系、更には脳梗塞にまで関連します。妊娠時には早産(低体重児)にまで影響を及ぼすことが各種学会で報告されています。
東京医科歯科大学医学部の血管・応用外科学の岩井教授は「歯周病菌は血栓を形成しやすい状況をつくることがわかってきた。さらに、大動脈瘤を調べてみると、かなりの頻度で歯周病菌が見つかった。つまり、大動脈に関しても、歯周病菌が関係しているのではないかということがわかってきた。」そして「血液中の血小板が歯周病菌を運ぶ可能性があるということがわかってきた。その後、歯周病菌は血小板に潜り込んで血管壁内に進入して全身に影響を与える可能性がある。」という衝撃的な報告をしています。
口の中の健康状態が悪いと…
歯周病菌を中心とする口腔内の細菌は、これらの病気を引き起こしたり、悪化させたりします。
逆に、口の中をキレイにしておくことで、さまざまな病気の危険を抑えることができます。